第17号 第1会議室 | (1999/06/14)![]() ![]() |
● 議会でのお話 ● |
□華麗なる?,椅子取りゲーム 統一選の終わった議会での話題といえば?。 それは,議長や副議長,各種委員会委員長のポストをめぐる争いです。結構これが壮絶!(しゃんしゃんで決まるところもありますが)。 「俺が議長になったら,お前を○○委員長にしてやる」 「絶対あいつに議長はさせたくない」 「俺の方が一期多くやってるのに・・・」 「議員生活の最後に一花さかせてくれ」 こんな会話が議会のいたるところで聞かれます。一般有権者には知られていないところで,熾烈な戦いが行われてるんですね。 それでは,どうしてこんなに必死にポスト争いを繰り広げるのでしょうか? 答えは単純。 議長や副議長になったら,まず個人の部屋が与えられます。それに,秘書(役所の人)や公用車(黒塗りのセンチュリーとか)があてがわれます。加えて給料も上がる。陳情(地域のいろんなおねがいごと)なんかの処理もしやすくなる。 みんながみんなそうじゃないでしょうけど…。 □わたしのやったこと 「私の4年間の業績を見て下さい」,よくこんなパンフが郵便受けに入っています。 その業績を見ると,「信号機設置」「側溝の蓋をつけた」「道路を新しく舗装」などなど。 まさに議員の手本となるような,草の根の行政手腕を発揮していることが伺えます。 さてこのような議員の手本となるような方,実際,議会ではどのように活躍しているのか?。 ●1.支援者の会社に出向く。 「…近くの○○交差点,信号機を設置してくれなきゃ危なくて」 「あそこのところは舗装をしてくれなきゃ」 「はい,わかりました。さっそく議会で訴えます」 ●2.次の議会。 「…の件は,予算化をしていただきたい」 「了承」 ということで,支持者の社長の陳情は形になりました。 ●3.業者の集まり。 社長:「その信号機は会社の近所だし,うちの会社で仕事をさせてくれ!」 指名競争入札での指名に会社は入ります。もちろん,今までの実績が認められて,指名に入っているのですが…。 業者間の話し合いで,会社社長が落札することに決まりました。 ●4.後援者・支援者の会。 「いやーあそこに信号機つけてくれてありがとう」 「あの道路の舗装は助かった」 「あなたが議員だからできたんですよ!次もがんばって」 議員に対する賞賛の声ばかりの会合。 ●5.ある日。 支援者の会社に出向く。 「この前はありがとう。おかげで信号機を設置することが出来ました」 「これからも応援させていただきますね」 「ところで,あそこのマンホール付近だけど・・・」 ※以下繰り返し (編集部)
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