第1号 第1会議室 | (1999/02/22)![]() ![]() |
● 発刊にあたっての趣意 ● |
よく考えれば,たいへん当たり前のことではあります。 しかし,こと選挙という事態になると,この「あたりまえ」の道理が無理に引っ込められてしまいます。 おそらく各選挙陣営の言い分は,「他もやっているから」「見つからなければいい」というのが多数を占めるのではないかと思います。しかしわれわれは,それだけが理由とは考えてはいません。 日本には公職選挙法という,選挙活動を規定した法律があります。この法律をきちんと理解している人が,どれだけいるでしょうか?。おそらく,選挙に携わっていても,比較的中心に近い人物しか,きちんと理解している人はいないでしょう。 「上司が部下に飲み代をおごる」。企業であれば当たり前ですが,間違いなく公職選挙法違反です。これは飲み代が「わいろ」として渡ることを防ぐためです。「ポスターを公園のフェンスに張る」。よく見る光景ですが,公園のフェンスは公共物であり,ポスターを貼る場所ではありません。 しかし,これらのことが当たり前として通っている。 その原因は,一般的に,選挙で「していいこと」と「していけないこと」の境界線がわかりにくいこと,にあると我々は考えます。 「バーチャル選挙対策本部」は,そういったわかりにくい選挙を「正しく見極める」情報を提供するマガジンです。 その目的は,選挙活動/政治活動をしている人たちを支援することにあります。内容は選挙の基礎知識,運動のアドバイス,そして選挙を悪用しない/されないためのノウハウ,と選挙に関するあらゆることを提供していきます。 しかし,選挙運動をしている人にしか理解できないような内容を,書くつもりはありません。それは「読みやすい」「分かりやすい」「興味をそそられる」内容こそが,選挙を正しく理解するための近道です。だから,自分が「選挙なんてわからない」からといっても,購読を取りやめる必要はありません。むしろ,「バーチャル選挙対策本部」で知識を得ることで,選挙がわかるようになればいいと思います。 正しいことをした人が,能力に応じた正当な報酬を得る。当然のことです。「バーチャル選挙対策本部」は,そんな人を生む力になれば,と思います。 (編集長)
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