第18号 第1会議室 | (1999/06/21)![]() ![]() |
● 管理しないとダメになるハガキ戦術 ● |
まず最初に,次の点に注意して読み進んでください。 衆議院選挙の場合,無所属候補者に対して非常に厳しい制限が加えられています。選挙関連グッズにしても例外ではありません。例えば,今回のハガキについてもそうです。 政党の公認を受けている場合,通常に公費で負担してもらえる分以外に,自費で出すことの出来るハガキがあります。名目上は政党の政策宣伝用ハガキなんですが,内容に関しての制限はありませんので,公費で送るのと同じ図案を用いる場合が多いです。この自費分だけでも,無所属候補者とは数万枚の差がついてくるわけです。 では,この2種類,どこが違ってくるのか? 公費の場合,通常のハガキと違い,表の切手を貼る部分は大きくスペースを空けておかなくてはなりません。それは,その部分に郵便局が押す印鑑が,非常に大きいからです。 しかし,自費で出すハガキの場合,そこには通常のハガキと同様に料金後納というマークを印刷しておかなければなりません。 こういう違いがあります。なんだ,ちょっとしたもんじゃないかとたかをくくってるあなた!。その甘い判断が大きな間違いを引き起こします。 ハガキに関しては,企画→印刷→配布→回収→発送という流れで進みます。その中で,企画と印刷に関しては淡々と流れていくと考えてもいいでしょう。やはり,配布と回収が一番の大きなポイントとなります。また,その部分が一番混乱します。 その重要な部分で大切なのは,ハガキの区分と期限の明確化です。 □ハガキの区分 最初に,公費で出す分について優先的に書いてもらうようにしましょう。なんといっても,タダですから。その場合,分け方としては, そういった要領で,ハガキの区別をつけたならば,ハガキの配布にかかりましょう。 に更に拡大をしてもらうという場合もあります。 なります。充分に管理をしなければなりません。 しかし衆議院選挙の場合,更に拡大するのはいかがなものかと思います。それは,多くの仕事を短期間にこなさなければならないわけですから,よほど人手が余る場合でいいのではないでしょうか?。 □期限の明確化 ハガキを配布したならば,必ず配布先を別名簿で管理してください。なんといっても,ハガキは回収しなければ意味はありませんから…。これを,例えば,後援会と支持団体とで分けることが出来れば,なお良いです。 そして,この配布作業ですが,必ず期限を切ってください。期限以降は余程のことがない限り,配布はしないことを徹底しておくとよいでしょう。 この名簿を基に,あとは人手によって回収作業を進めます。徹底的に回収したならば(これも期限付で),あとは,カルタ取りを行ないましょう。期限を明確にするのは,このカルタ取りが一番重要だからです。数万枚にも上る作業ですので。 ここもある程度,日程と人手とを勘案して妥協点を探りましょう。 最後に,このハガキに関してですが, いいでしょう。 □ハガキを郵便局に提出するまでの一連の流れ 告示の日に,7つ道具といっしょに様々な書類をもらってきます。その中のひとつに,ハガキの書類が入っています。 この書類を郵便局にハガキといっしょに持っていって,公費分の枚数だけを確認してもらって,確認の印鑑をもらうことで出すことが出来ます。単純に言えば,それだけの話なのです。 (編集部)
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