146号 第1会議室 (2002/01/07)up down
   ● 候補者になろう!
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 政治家になるためには,必ず選挙を経て,しかも当選しなければなりません。もちろん当選をするためには多大な努力を必要とします。しかしその前に,絶対に踏まなければならないのは「選挙に出る」という決意を固め,そして「選挙に出る」ことです。もちろん,だれもが選挙に出ることは出来ます。ただし,あくまでも当選を度外視すればという前提条件がありますが。
 つまり,当選をすることを考えなければ,被選挙人である誰もが立候補できますが,あくまでも当選を目的とするならば,候補者選定は,自ずと狭き門になると言えます。

 では,候補者となるために何から手をつければよいのでしょうか。

□候補者選定に残る

 このように書くと,政党に所属している人だけかと思われがちです。政党の場合,公認や推薦といった立候補はしたくても政党の支援を受けられるのかどうかというところの基準があります。それ自体が候補者選定と言えます。
 しかし,ここで言う候補者選定とは,政党に所属する人はもちろんのこと,そうでなくて地域から支援を受けて立候補しようと考える人にとっても必要なことです。

 候補者といっても周りの後押しを受けないことには,ただ泡沫候補と言われるだけで当選はかないません。ですから周囲の後押しを受けることが選挙を戦う上で,また候補者となる上で一番重要です。
 これまでにバーチャル選対において日常活動の大切さ,その方法を書いてきたように,あくまでも日常の延長上に選挙があり,そして候補者選定があるということです。ですから,周りがあなたを候補者として認めるような活動が重要です。その上で,候補者の選定が行われるといってもいいでしょう。

 候補者選定というと,政党の中でしか行われないものと思いがちです。しかし,地方の選挙になれば,地域の代表としての要素が非常に色濃いものです。その場合,地域として推すということになれば,どの人物にも当選する可能性が出てくるわけですから,まず最初にあなたに「声がかかる」状況を作り出さなければなりません。

 地方の選挙では,地元の有力者の話し合いの中で候補者が決まることが良くあります。地域での活動経験があるような人(地域の顔役)ならば,この場所に,それほど苦もなく参加することが出来ますが,年齢が若い場合には,その場所に入ることは出来ませんので,それまでの活動の中でアピールしておく必要があります。しかしこの場合,ほとんどが周りに支えられるというよりも,自らが手を挙げて,それに周りがついてくる方が多いようです。

 どちらにしても,仮にあなたに声がかかったのであれば,

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ことがうまくいくコツではあります。

 地域の場合を先に書きましたが,政党の中で候補者として認められるようになるにも同じような努力は必要です。
 つまり,政党の活動を熱心に行うといったことが周りに認められることにつながります。人の選挙であれば,自分の選挙のように熱心に活動するといった地道なことから周りに認められるようになるわけです。
 また,地域の場合と異なり,政党の候補者選定は活動を熱心にしていたから参加できるというものではありません。その場合には,政党の中で重要な位置にいる人,選定作業に関わるような立場の人に必ず認められるようにしましょう。それによって選定作業におけるフォローや,またその舞台にあげてもらうことにつながりますから。


□自ら手を挙げる

 候補者選定に残るだけではありません。上でも書いたように,特に若手の場合,自ら手を挙げて周りを巻き込んでいく手法が一番候補者への近道となります。
 なぜなら,それだけ年季の入った地域活動を出来るわけでもなく,また政党の中であっても,余程の引っ張りがない限り周りが押してくれるということはないわけです。
 そのような場合重要になるのは,現職の有無や他の候補者の様子などをよく研究しておくことです。これは,もうすでに何人も候補者がいるところに,手を挙げたところで誰も相手にしてくれないからです。

 自ら手を挙げた場合には,挙げただけでまだ誰もあなたのことを知りません。この指とまれでみんなの支援をもらうわけですから,並大抵の努力ではいけません。本当に候補者として認められるまで,周りは親身に動いてくれるわけではありませんから,手を挙げた瞬間から勝負は始まっているといってもよいでしょう。

□候補者になってから

 ある意味,何も考えないで候補者になることは簡単です。しかし,それで満足する人はほとんどいないでしょう。だとすると,周りが動くように環境を整備する必要があります。その努力を行っていれば,自ずと地域や政党の中で目立つようになってきます。
 この環境整備という点では,周りが推してくれる場合も自ら手を挙げる場合も,周囲を巻き込むことに変わりはありません。そのことを理解した上で,自分の周りを見回して,的確な状況判断をするようにすれば「選挙を戦える候補者」となることでしょう。

吉田


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