199号 第1会議室 (2003/01/13)up down
   ● 広報ビラの全戸配布
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 候補者の政策や考え方,その人となりを知ってもらうために,広報ビラを作成するのは選挙に向けた大事な活動です。もちろん,内容の優れたビラを作成することも重要です。
 しかし,そうしたビラも有権者の手にわたり,見てもらって初めて効果を発揮します。

 ビラを有権者の手に届けるには,街頭で配布したり,特定の名簿に対して郵送するなどの方法もあります。
 中でも,ビラを選挙区内の各戸の郵便受けに投げ込む「全戸配布」は,より多くの有権者の目に接する機会を与える可能性があります。

 しかし,選挙区内の全戸に配布するというのは単純なことですが,かなりの労力を要します。もちろん,一人の力で出来るものではありません。

 そこで,今回は,ある候補者の陣営が全戸配布をするということなので,その方法についてレポートしたいと思います。


○全戸配布の方法〜ある候補者の場合〜

 今年の4月の統一自治体選挙において,県議会議員に挑戦する新人候補のAさんの陣営では,知名度不足を解消するために1,2,3月の3回に渡って全戸配布をする予定です。

 Aさんの選挙区は1つの市と1つの町からなり,

  人 口 約90,000
  有権者数 約78,000
  世 帯 数 約35,000

 だそうです。

 担当の選挙スタッフは,まず選挙区の大きな地図をコピーし,小学校区の境目にマジックで線を引きます。
 この選挙区内には12の小学校区があります。
 次に,資料から各小学校区のおよその世帯数が書き込まれます。

 この資料を元に選対会議が開催され,誰がどの小学校区を担当するかを決めるそうです。

 会議の結果,
 JRの線路より以東の4つの小学校区(約13,000世帯)を支援団体が担当。
 JRの線路より以西の小学校区の中で,支援してもらっている市議会議員・町議会議員5名の地元小学校区は,各議員の後援会が担当(約15,000世帯)。
 残りの3学区(約7,000世帯)を候補者の後援会が担当,という分担になりました。

 この中で,支援団体の担当分については世帯数プラスαのビラを100部ずつ輪ゴムで束にして,団体の事務局に届けます。(後は団体内で分担し,約1週間かけて配布するそうです)

 残った地域は,住宅地図を基に,各学区を平均300世帯毎に区切り配布用の地図を作成します。それに100束のびらを用意し,各議員さんの事務所や自宅に届けます。

 市会議員と町会議員の方は事務所や次の土日に各後援会の方を10名ほど動員し,一斉に配るということです。
 各後援会の方が集まられた場所には,かならずAさんも出席し,そこで挨拶をします。

 また,Aさんの後援会も近くの自治会館に30名が集まり,そこから一斉に車に分乗し,配布地域までいくそうです。

 このように,実際に全戸配布を行う様子をレポートしていて感じたことは,ビラを配布するという行動を通じて,

●あとは購読者のみのお楽しみ●

が,実は重要なのではないかと思います。

松井


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