10号 第1会議室 (1999/04/28)up down
   ● 25日の選挙,お疲れさまでした
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□読者からのお便り

 こんにちは。いつも大変楽しく読ませていただいています。
 私は現在大学3年生で,20歳です。今まで選挙の経験がなく,全く選挙活動というものをしたことがなかった者なのですが,今回の統一地方選挙に市会で立候補した方のお手伝いを,事前活動の段階からスタッフとしてしておりました。

 私が応援していた方は30代と,とても若い方で,いわゆる「地盤・看板・かばん」のない新人候補でしたので,このバーチャル選挙対策本部の趣旨にぴったりはまった人のように思います。そのため,このバーチャル選対を,大変活用させていただきました。特に事前活動の時点では,電話戦術の仕方を私のような素人でもわかるようにとても詳しく教えて頂いたり,何よりも選挙違反についてのQ&Aには本当にお世話になりました。私たちにとっての常識が,公職選挙法では非常識であるということを,つくづく感じました。

 「バーチャル選対」の最もすばらしいところは,読者の対象が広いところだと思います。私のような素人にでもわかりやすいように詳しく書いてくれていますが,実際に立候補している当事者にとっても,選挙1ヶ月前,1週間前には何をしたらよいかということが明確になっていたので,バイブル的存在になっていたのではないかと思います。これがほかの人たちにとってどのように影響を与えているのか,ぜひ知りたいと思います。


 ところで,私が応援していた方は,惜しくも400票差で落選してしまいました。現職の厚い壁に阻まれ,惜しくも次点に終わりました。そして,4年後も出馬する予定です。「4年前からの選挙対策」なんていう計画があったら,ぜひお願いします。また,この「バーチャル選対」を参考に戦った候補者からの意見とかがあったら,ぜひ載せてほしいと思います。
 ではこれからも,志だけを持って立候補したいという人の助けになって頂きたいと思います。応援していますのでぜひ頑張って下さい!!

□編集長のコメント

 いつも,読者のみなさまからは,いろんな感想をいただきます。涙の出るような感動話から,首を傾げる"?"な話まで様々です。今回は,その中から,編集部に飛び込んできた,お礼のメールを1通掲載させていただきます。このメールへの返事をもって,統一地方選を戦った陣営へのねぎらいの言葉とさせていただきます。

 このメールの差出人の方が応援されている候補は残念ながら落ちてしまわれたようですが,せっかく獲得した票が,死票にならないように。落選した候補者の本当の戦いは,次の日から始まります。街頭に立って,自分の意見をはっきり述べ,住民の意志を受け止め,その人たちの願いを行政に通じさせることは,落選議員に限らず,すべての政治家に課せられた役割です。
 票数の差で落選はすれども,当落の順位が,必ずしも政策の良し悪しを表しているわけではないことはおわかりでしょう。落ちたからといって,政策すべてを改善すべきというわけでもありませんが,当選した方も完璧な政策を打ち出せているわけでもありません。本当に最優先でするべき政策は何なのか,をじっくり考え,実現するために本気で訴えていけば,いつか苦労は報われるはずです。
 何かと苦労が多い4年間だと思います。自分を支持してくれた人の意志を受けて,めげずに戦い抜いてください。

 しかし,差出人の方,大学3年生とは…。よく考えれば,編集長の中沢も,大学2年の時から,某候補者のところに出入りしていたという話もあったか?(当時はまだ未成年)。
 最近の若い人は政治不信が多いといわれ,みんな政策に疎いようにも見えますが,意外と逸材とも見える人が,少数ながら存在しています。そういった人が,長老議員の既得権益のために,なかなか行政に参加できない現状はなかなか心苦しいものがあります。
 これは私の個人的な意見ですが,若い世代の意見も,高齢の世代の意見も,男性の意見も,女性の意見も,すべての人の意見がきちんと反映される政治というのが理想ではないかと思っています。そういった世の中に一歩でも近づくために,今後も「バーチャル選挙対策本部」が役立つこ
とを願っております。


編集長


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