第13号 第2会議室 | (1999/05/17)![]() ![]() |
● まず何からすべきか? ● |
□立候補表明までの下準備 前号では,出馬するために必要な条件を取り上げました。確かに,条件さえ満たせば物理的に出馬するのは可能です。 でも,立候補するからには勝たなければなりません。 ここからは,実際に立候補しようと考えている人を対象に少し質問です。 (1)あなたはどの選挙に出ようと考えてますか? (2)どこの選挙区から出ようと考えてますか? (3)定数はいくつですか? (4)有権者数はどのくらいですか? (5)現職の方の顔ぶれは? (6)前回の選挙結果はご存知ですか? これに一つでも答えられない方は,選挙に出てもまず勝つ見込みはありません。当然といえば当然ですよね。まさか(1)や(2)に答えられない人はいないですよね。 自分がどの選挙にどこから出馬するのかを決めたら,次にその選挙区の事情をある程度把握することが必要です。 では,選挙区事情を把握するというのはどういことか?。目安として次のようなことを調べましょう。 ここまでは,あくまで他人のことです。次に気になるのはもちろん,自分のことです。 あなたは何票持っていますか?。新人の方がこれを判断するのは難しいかもしれません。 それでも,ある程度の支持状況を把握する(これを「瀬踏み行為」といいます)ことは必ず必要になります。 例えば次のようなことを参考に考えてみましょう。 (1)親族,親類 (2)出身地域(いわゆる地元)での支持状況 (3)応援してくれそうな支持団体や組織 (4)同級生や友人の支持状況 いかがですか? 勝てそうですか?,それともあきらめますか?。 ただ,ここではあまり悲観的になることはありません。1%でも勝てる可能性があるのなら,あきらめる必要はないでしょう。 本当の勝負はこれからなんですから。 でも,公に立候補を表明する前までに,せめてこれぐらいの把握はしておきたいですよね。 □活動開始だ,さて何をすればいい? では,立候補することを決めたら最初に何をするか?。まずは,立候補することをみなさんに知ってもらいましょう。 手始めに,地元に関係のある新聞社に知らせましょう。 立候補の趣意をFAX・郵送して,選挙に立候補することを伝えましょう。新聞社が多い場合などは,記者会見を開くという場合もあります。特に,知名度がない人は,こういったメディアは存分に活用していきましょう。 次に知らせなければならないのが,自分の親戚・知人でしょう。 選挙で勝つための基盤は,なんといってもやはり,人脈,人間関係にあります。最初に協力してくれる人間というのは,選挙戦の最後まで重要な位置を占めることになるので,この一歩をいかに確実に築けるかということは,大事な要素となります。 まず,選挙区内の知人は全員確実に,選挙区外でも協力してくれそうな知人には,立候補の趣意やなどを郵送しましょう。どこのどういった人が手伝ってくれるとも限らないので,自分のよく知って「る人間よりも,知らせる範囲は広げておくことをおすすめします。こういった人々で,後援会を作って活動を組織化して行くことを始めましょう。 (編集部)
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