23号 第1会議室 (1999/07/26)up down
   ● 後援会体制チェック
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 第1会議室では,今のところいつ行われるか見通しの立っていない衆議院選挙へ向けて,今この時期に後援会がどのような体制になっているのがベストなのかを考えてみました。

 衆議院選挙は,いつ始まるかわかりません。任期どおり来年の11月になるかもしれなければ,今年中に衆議院が解散するかもしれません。
 ただ,最近は,党の事前ポスターを貼り始めている陣営もあるようです。

 議員の方々や候補者の方々の中には,後援会組織を持っていらっしゃらない方々もたくさんおられると思います。が,なるべく後援会組織を立ち上げられた方がよいと,私たちは考えます。


□後援会がなぜ必要か?

 そもそも,どうして後援会は必要なのでしょうか?。
 後援会が必要である理由は,選挙運動をしない形でアピールする「政治活動」にあるといえます。

 選挙運動期間は「告示日から投票日前日」までです。つまり,選挙運動期間以外の選挙活動は禁止されています。
 そのため,後援会活動を名目として,政治家の知名度上昇を中心とした政治活動を後援会活動と重ねていくことが,選挙対策の上でも重要になってくるのです。

 現行法制下での「後援会組織」には,数々のメリットがあります。
 たとえば「後援会広報誌」。活動を広く知らせる際は,個人的な広報誌発行となると厳しく処罰されます。内容も制限されますし,なによりも発行自体に対して,厳しい制限が課せられます。
 これが後援会広報誌になると,後援会活動に関する記述に関してはフリーに近いものとなります。これを利用して,候補者の知名度アップを図ることができます。


 実際の後援会では,選挙のための基礎固めとして,以下のような目的を持った活動を行うことになります。

・支持者の拡大
・名簿の収集
・有権者に候補者をアピール

 しかし,こういった活動は,露骨に行っていけば,あまり有権者からはいい顔はされません。
 そこで候補者の政策・人物などを,より知ってもらうための活動を行うことで,以上のような目的を達成していきます。そのため,実際の活動として,以下のような広報活動やイベントなどを行います。

・後援会入会案内を作成し,入会を勧めていく。

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 つまるところ,候補者の支持者,あるいは支持者となりうる有権者を囲い込み,その対象となる有権者に対して,集中的に広報活動を行うことが後援会の目的とも言えます。
 この活動を,選挙のない数年間の期間を利用して,確実に地道に行っていくことで,実際の選挙がどれだけ有利に戦えるようになるかはいうまでもありません。


□後援会体制チェック!

 では,現状での後援会の体制がどのようになっているのかを,チェックしてみてください。

 □後援会をすでに結成している



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 □大まかな,選挙はがきの割り振りの計画ができている

※後援会幹部とは
 (後援会本部)
   ★後援会長,副会長
   ★事務局長
   ★出納責任者(会計)
   ★組織委員長
   ★広報委員長
   ★幹事長
   ★幹事
 (後援会支部)
   ★各地区支部長
   嚏e地区支部組織部長
詳細は「バーチャル選対 第3号」を参照

 現時点では以上のことが出来ていれば,満足だと思います。
 今回はチェックリストをあげましたが,重要なのは選挙スタッフと後援会との人間的なつきあい,つながりだと思います。人間的なつきあい,つながりを深くするにはどうすればよいか?。
 この件については,おいおい特集を組んで,取り上げていきたいと思います。


□衆議院選挙を見据えて,後援会はなにをすべきか?

 まず,後援会のない方,早めに組織を立ち上げましょう。
 立ち上がっているはずが,看板と会長だけしか揃っていない後援会もあるようですが,衆議院選挙を目指すのであれば,それでは明らかに不足です。
 せめて,以下の役職ぐらいは決めておきましょう。

・後援会長
・副会長
・事務局長
・出納責任者
・幹事
・各地区支部長


 それで,実際立ち上がっているところは,何をすべきかというと,基本的な日常活動をしましょう。
 これは上記の通りの,ビラを配ったり,集会を開いたりする活動です。

 「なんだ,それだけかい」という声が聞こえてきそうですが,実はこういった地道な活動が最も重要で,しかも,時間に余裕のある今現在しかできません。基本を確実に抑えておけば,必ずその努力は報われるものです。


 そして,解散の雰囲気が盛り上がってきているので,この機会にしっかりとした組織固めを行いましょう。

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 これらのことを確実に行っていけば,衆議院が解散した時点から,浮動票や他候補の票を獲得する方向へ運動を展開することが,無理なく可能になります。


 また,いざ選挙になったときに,どういった形で選挙陣営の中に入っていくかということも協議しておきましょう。
 選挙対策本部の役職に,後援会の誰が入るのか,どういった役割を担うのかということをあらかじめ決めておけば,選挙陣営を立ち上げるときにスムーズに動くことができます。


緒方,中沢,鷲津


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