41号 第1会議室 (1999/12/06)up down
   ● 新人候補者日記
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 衆議院議員選挙がだんだんと迫っているような気配があります。
 そこで,政党公認の新人候補を想定して,どのようにして衆院選への階段を上がっていくかを書きます。


□新人候補者日記

 A氏は,衆議院議員をねらっている若い政治家志望の28歳。
 現在は○○党地方支部で事務として働いています。

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○月1日(総選挙 1年前ぐらい)

 ○○党の参議院議員B氏の秘書C君に会う。彼は昔からの知人で,参院選を一緒に戦った仲だ。
 話によると,次の衆院選の県北選挙区の候補に適切な人材が見つからないとのこと。敵候補が強力な上に,前回の総選挙の落選候補者が再出馬しないため,なかなかやりたがる人が出てこないのだそうだ。
 もしかしたら,これは願ってもないチャンスかもしれない。思い切って,自分がやってもいいかどうかを相談してみる。すると,意外というかC君の方が本気になって熱くなってしまう。後日,B議員本人に打診してみるということで終わる。

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○月12日

 B議員に呼び出される。なにやら,党の県支部の会合で軽く話を出したところ,比例区の票取りのためにも,出馬してもらった方がありがたいという意見が多かったようだ。
 そこで,本当にやる気があるのかどうかを,延々問われ続ける。何とか説得できたところで,時計を見ると2時間も過ぎていた。

 帰り際に,B議員の紹介で,ろくに付き合いの無かった支援団体の幹部,改めて地方議員さんに顔をつないでくれるということが決まった。
 どうやら,引き返せないところまで来てしまったような感じである。見栄えの問題もあるので,

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△月15日

 引っ越し終わって1週間。まだ立候補表明も本格的な活動もしていないのに,早くも地元小新聞に「候補者が引っ越してきた?」なんて見出しがある。私の実名では出てないが,マスコミの力は結構恐ろしい。どこでかぎつけたんだろう?。いずれにせよ,近日中に地元の記者クラブへあいさつしに行くので構わないが。

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ならない。とにかく人手が欲しい。

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△月21日


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説明を行い無事終了。ついに「衆議院議員候補」の肩書きが,きちんと付いたことになる。
 とはいえ,記者と軽くあいさつ交わすのもそこそこに,支援団体へあいさつ回り。時間のある内に組織票を固めなければならない。



□まずは立候補

・政党の公認を受けるには

 一般的に衆院選の候補は,政党の公認を受けています。というのは,選挙規模が大きいこと,ポスター・政見放送などで無所属候補には制限があることといった事情があるためです。

 では,新人で政党の公認を取るにはどうするか?。


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 その他,本当にゼロからスタートする新人候補の傾向としては,日記にあったような議員秘書,議員秘書経験者からの立候補が多いようです。2世議員の場合も,たいていは何年か親の秘書をやってから立候補するようです。


・立候補表明するには

 立候補するにはどうすればいいのか?。
 答は簡単。「立候補します」と言えばいいだけです。ただし,立候補したことを周囲の人間が気づかなければ,意味がありません。

 そこでマスコミを利用して,記者発表・会見という形での立候補表明を行います。
 都道府県庁や市役所などでは記者クラブという部屋があります。これは,行政の情報・議会の情報などを集めるのに,各報道機関が一同に記者を張り付かせている場所です。その記者クラブを利用します。


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中沢


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