第42号 第1会議室 | (1999/12/13)![]() ![]() |
● 後援会のつくり方 ● |
□後援会とは 選挙に出ようと考えている人にとって,後援会は必要不可欠な存在です。どんな選挙でも,自分の家族や親類だけで当選できるようなものはまずないでしょう。 そこで,候補者を積極的に応援してくれる人々を組織化していくことが重要となります。 後援会の存在は,会員の票を確保することはもちろん,さらなる広がりを作り出すためのものです。 だからこそ,「動ける後援会=活発に活動している後援会」であることが必要となります。 □後援会の種類 一口に後援会と言っても次のようなパターンの後援会があります。 (1)地域型 最も典型的なものです。当該選挙区の地域的なつながりを利用して組織化していく後援会です。 (2)団体型 労働組合,宗教団体,業界団体などを中心としたものです。特に地域という枠をはめずに,組織化していく後援会です。 (3)目的型 環境問題や福祉問題といった,何らかの政策目的実現を課題としたものです。 後援会は政治家個人に一つというわけではないので,こうしたパターンの後援会をいくつか作るのも一つの方法ですし,一つの後援会に両者を混合するのも一つの方法と言えるでしょう。 □後援会のつくり方 さて,いざ後援会を作るのは一朝一夕にできることではありません。結局は,候補者本人の活動いかんにかかわってきます。 このことをまずしっかり認識してください。 後援会を作るのは,(1)新規に組織化をはかる,(2)既存の組織を利用する,という二通りのほうほうがあります。 (1)のケースの場合,まず最初のとっかかりのポイントは, (1)友人関係 等です。これまでに作ってこられた人間関係をフルに活用していく必要があります。 (2)のケースの場合は, といったものが考えられます。 いずれにしても,この両者をうまく利用しながら,自らの後援会としての組織化をはかる必要があります。 最初にも書きましたが,後援会は「動ける」ことが最も重要です。ただ単に会をつくるだけでは,そのメンテナンスに時間を取られるだけで,結局票には結び付けません。 つまり,「作った後に何をするのか」ということを考えて組織化をはかる必要があるのです。 (松井)
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