43号 第1会議室 (1999/12/20)up down
   ● 後援会の企画
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□後援会の企画

 前号では,後援会とはというテーマを取り上げましたが,今回は実際の後援会の活動を取り上げます。

 後援会の目的は,より多くの人に候補者を知ってもらい,その候補者に投票してもらうことにあります。そこで,様々な企画・イベントを行うことが手っ取り早く候補者と有権者の接点をつくることになります。
 それでは,実際にどんな企画・イベントがあるのでしょうか。

・新年会,忘年会などのパーティー

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 では,こうした企画をする理由は何でしょうか。

1)候補者と直に接することが出来る。
2)イベントを成功させることで,後援会内に連帯感が芽生える。
3)イベントの告知などで対外的な広報活動が出来る。

 ところで,こうしたイベントをやればやるほど良いのかといえば,決してそうではありません。理由は次の通りです。

1)イベントには手間暇がかかる。

 イベントを開催するのは,その準備,人集めなどにかなりの労力を要します。頻繁にイベントを開催することによって,その他の必要な仕事をおろそかにしてしまうことになりかねません。

2)後援会員へ負担がかかる。
 イベントを開催して,より多くの人に集まってもらおうと思えば,後援会の中心人物に動員をしてもらう必要があります。あまりにもイベントが多すぎるとそうした後援会幹部に対して過重な負担を強いることになります。そのため,結果としてまったく人が集まらないこともあります。
 とりわけ,金のかかる企画の時は注意が必要です。

 後援会の企画をする際は,事務所や後援会の体力を十分考慮して適時開催することがポイントです。イベントはあくまでも2次的なものです。大事なことは,票を拡大することだと言うことを忘れずに。


□企画をしてみて

 後援会の企画を実際に行っているある事務所スタッフに話を聞いてみました。


Q. どんなイベントを主にされてますか?

A. 12月に後援会の総会を兼ねた1000人規模の忘年会をします。これが,1年間でもっとも大きなイベントですね。他にも,バス旅行やボーリング大会,夏のビアパーティなどもありますね。


Q. イベントをする際の苦労は何ですか?

A. やっぱり人集めですね。特に,パーティーなどの費用が発生するものはねえ。うちの場合,例えば忘年会だと15年目なんですね。そうすると,マンネリでなかなか人が集まりにくくなるんですよ。で,集まったとしてもいつも見かける人ばかりなんですよね。新規拡大は難しいですよ。


Q. イベントを開催するとき一番注意することは?



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Q. イベントの楽しみって何ですか?

A. やっぱり成功したときの充実感ですね。後援会の人と一緒に,人集め,交渉,当日の準備・運営などをすることで一体感が芽生えますし,参加してくれた人が「来年も楽しみにしています。」なんて言ってもらえば,ちょっと感動しますよね。
 でもこれって,その影にはいろんな苦労があるからこそですね。


Q. 最後に一言。

A. これから解散総選挙をにらんで,いろんな陣営でいろんなイベントが開催されると思います。政治に興味がある人ならば,いろんな会に参加し比較してみるとその政治家や後援会のカラーがわかって面白いですよ。良かったらうちの会も参加してください。(笑)


吉田,松井


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