46号 第1会議室 (2000/01/17)up down
   ● 地方議員覆面座談会 第2部
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 先週に引き続き,今回も地方議員さんにご登場願いました。

・S県会議員(40歳)
・O政令指定都市会議員(34歳)
・T市会議員(28歳)

聞き手 松井誠司(office-SPC)


── さて皆さんは昨年の統一選でご当選されたところですが,もう次の選挙をにらんで活動されてるんですか?

O市議:もちろんこの仕事をしている限りでは,選挙のことは常に意識してますよね。ただ,実際の活動はというと,選挙前ほど力は入ってませんよね。

T市議:僕なんかは初当選してはじめて議会を経験したわけだけど,やっと一年が経って,なんとなく議会にも慣れてきたところなんですね。だから,議員としての2年目は焦らず,じっくり勉強できる年にしようと思ってるんです。 だから,そんなに選挙のことは意識せず,ゆっくりと色々考えてみようと思ってます。

S県議:いやでも,来年,再来年は選挙を意識するんだからね。

── ところで皆さんは後援会は作られているんですか?

T市議:僕はまだ作ってません。そんなに必要性も感じてませんね。

S県議:私は一応作ってます。2期目の選挙前に立ち上げて,今はなんとか拡大しようと考えているところです。

O市議:やっぱり後援会は作ったほうがいいのかな?。必要性は感じてるんだけど…。

S県議:あるに越したことはないと思うけど。確かに,作るとその後のメンテナンスが大変なんだよね。だから,無理して作る必要はない。私のまわりの議員の後援会でも,名前だけで何にも活動してないところも結構あるし…。

── Sさんの後援会ではどんな活動をしてるんですか?

S県議:うちの後援会の場合,毎年夏に1000人規模のビールパーティをしてます。あとは,月に一回ミニ集会は開催してもらうようにはしてますね。

T市議:後援会長は誰ですか?

S県議:地元の自治連合会の会長さんにお願いしてます。老舗の酒屋を経営されてる方ですね。ちなみに,私の仲人でもあります。

O市議:後援会の幹部の人選はほんとに難しいですよね。ある人を入れると,別の人は出ていっっちゃうし。

T市議:あちらを立てると,こちらが立たずですよね。

── 後援会費は取られてるんですか?

S県議:取ってません。私の場合,金集めと票集めは少し違ったニュアンスで捉えてます。通常の活動費は,特に企業献金をお願いするようにしてます。後援会はあくまで,選挙の際のマン・パワーです。

O市議:実は私も現在困ってるんですけど,今回の政治資金規正法改正はキツイですよね。

S県議:キツイですよね。法人からの献金を受け取る受け皿が無くなるんだからね。国会議員の先生方みたいに政党を抜け穴にもできないし…。

T市議:僕なんかは,通常の活動費は全て歳費でやってますからね。そんなに影響はないけど。

O市議:それだけだとキツイよね。

── O市議は年間どの程度の政治資金を集めれられるんですか?

O市議:ズバリ聞かれますね(笑)。だいたい,500万から600万ぐらいですね。それでも,年に3回か4回後援会報を作って,郵送したらそれで終わりですよ。

T市議:僕なんか後援会報は各戸配布してますよ。歩いて…。

S県議:えらい。ただ私の場合は,やはり件数が多すぎて…。

── 皆さんもお金には苦労してらっしゃるみたいですね…。

三人:ハイ。

── 最後に皆さんは選挙はお好きですか?

O市議:選挙なんか本当になければ良いのにな,なんて思うことはたまにありますよね。

T市議:ただ,僕なんかは昔秘書をしてたんだけど,選挙を手伝うスタッフでいるよりかは,候補者になってしまったほうが楽ではありますよね。御輿の上にのればいいんだから。

S県議:毎年選挙されると大変だけど,まあ四年に一回くらいならいいかなって思いますね。

O市議:やっぱり僕らと選挙は切っても切れないもんなんでしょうね。



松井


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