52号 第1会議室 (2000/02/28)up down
   ● 「ひとにはいわないでください」お話特集
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◆揉み消しではありません!

 よく警察に対して圧力をかけて,交通違反なんかをもみ消してもらうといった話があります。某ベストセラー漫画でも,どのようにやれば揉み消しが出来るかといったことを詳細・克明に書いてありますが,果たして真相はどうでしょうか?

 ある方にこんな話を聞いたことがあります。
 ひとにはいわないでください。

 ある日…。お酒が入って,幸せな気分になっていた議員と秘書。
 突然,中央で不穏な動きが…。夜中にも関わらず,急に,東京へと行かなければならなくなりました。

 もちろん,東京へ向かう車内では対応策や根回しなどをしなければならず,深夜夜行バスはもちろんのこと,タクシーも使えない状況。ということで,秘書に運転させて自分の車で行くことになりました。車は黒のプレジデントです。

 秘書はとりあえずお茶や水をがぶ飲みし,酔いが醒めるようになんとか体調を整えていましたが,やはり酔いは醒めず,そのまま発進しました。

 名神高速道路の名古屋ICを過ぎたあたりで,スピードを出しすぎていたために,高速機動隊のパトカーに止められてしまいました。
 運転手が窓を開け,警官と話を始めたところ,警官は運転手が酒を飲んでいることに気がつきました。

「飲酒ですか?」
「いえ…。」
「なぜ急いでいたのですか?」
「あの…。」

 何度か運転手と警官がやりとりをしていると,後部座席にのっていた議員は,

「元○○大臣の○○だけど,自○大臣の○○を…。緊急だ」

 と携帯電話で話を始めました。
「先生…」
秘書は泣きそうになりながら,後部座席を見ました。議員は携帯電話の口を手で押さえて,
「君の所属警察署と氏名,官名,職名を」


 警官と議員のやりとりがつづき,

「ちょっと運転手さん,あちらのパトカーの方へ」

と警官が声をかけ,秘書を車から降ろし連れていこうとすると,パトカーの方からもうひとりの警官が血相を変えて,車の方へと近づいてきました。
「○○さん,県警本部からです!。すぐに…。早く」
「ちょ,ちょっと待っていなさい」
運転手は外で待たされました。議員に話しかけると,今は忙しいとかで携帯電話をかけまくっていました。

 しばらくすると警官が車に来ました。

「急に署に戻らなくてはならなくなりました。危険ですのであまりスピードは出しすぎないようにお気をつけください」

敬礼をしてパトカーは去って行きました。

????

秘書は不思議でしょうがなかったのですが,東京へと向かいました。


◆報道は自由ですよ

 新聞雑誌は昨今,自由にいろいろと,うわさ話から本当の話まで,書き立てています。自分にとって不都合な話・嫌な話は,掲載されたくないというのが,当事者の本音でしょう,それが本当の話ならば…。

 うわさ話というのにはいろいろと裏があります。
 たとえば芸能界であれば,わざとにスキャンダルを報道して貰うことによって,知名度を上げるとか,売り出していくなどといった,手法としてとられることもあります。こと政界になると,これが敵陣営の政略であったり,またライバルのたれ込みである場合もあります。

 身内の話というものは,真実がわかりにくく,それだけにうわさ話としても作りやすい物ですし,見た人も信じやすいということがあります。

 例えば,息子が大麻中毒で入院しているといわれても,周りの人はそれが肺炎による入院だと知っていても,その噂を聞いた人はそう信じてしまう場合があります。本当に入院していたりすると,それが真実味を帯びてきます。
 そうなると,議員にも,そのうわさ話が悪いように作用してきます。

 一度そんな話が出てくると,かなり名誉回復は難しいです。先入観を持っている有権者に対して,考えを変えさせるというのはかなりの困難が…。


 中には,真実であるが故に公表されたくない場合もあります。報道機関などに対して,圧力をかけることのできる政治家も,中には,いるのではないでしょうか?。

 報道機関には広告料収入というのがあります。広告の掲載をすることによっての収入です。もしある業界団体の代表として比例区選出議員になっている議員にスキャンダルが見つかった場合,当然自分たちの利益誘導をしてくれている議員を守るのが,業界団体の使命となります。となると…。

 スキャンダルをつかんだ雑誌の出版社に対して,業界団体所属企業がすべて広告掲載をやめるという申し入れをします。そこで,そのスキャンダルの掲載を止める。広告収入が減るのは経営上大打撃になりますし,その上広告掲載スペースを埋めなければならなくなり,出版社としても大変です。
 で,掲載が出来ない。でもそれを乗り越えて出版に踏み切る出版社もありますが…。


鷲津


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