154号 第1会議室 (2002/03/04)up down
   ● 選挙に出る - 決断のポイント
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 過去,このバーチャル選挙対策本部では,どうすれば候補者として有権者に認知されるのかということや,候補者になってから選挙を戦うまでの間に,政治活動以外に何をすればよいのかなどを書いてきました。

 今回は,立候補を要請されたときに,どのように決断すべきであるのかを,一つのモデルを示して,考えていきたいと思います。

□親族に相談する

 当たり前のような話をするようですが,たとえ地域から推薦されたとしても,まずは自分の身内から反対されるようでは,選挙を戦う上でやはりマイナスとなります。
 古いことをいうようですが,選挙ではまずは身内が燃えてくれないことには,周りはどうすることもできません。ですから,選挙に出ようとするならば,最初に身内である親族の賛成を得ることが必要となってくるでしょう。

 また相談をする時期ですが,例えば政治活動を開始しようするときに親族に集まってもらって話をするのもいいですし,地域から候補者と認められて,立候補を打診されたときにするのもいいでしょう。どちらがベストとも言い難いですが,出来ることであれば早い段階から相談をして,そして賛成を得ておく方が良いでしょう。早ければ早いほど,身内からの支持の広がりが大きくなっていくことでしょう。そしてそれが,一番の支持基盤となるはずです。
 また,親族ではありませんが,自分が地域の中で信頼し相談しているような人たちにもまた,必ず話をするようにしましょう。また,今までお世話になった人やまた今でもお世話になっている人,また自分が選挙に出る上で,どうしても応援してもらわなければならない人には,必ず話をしに行くようにしましょう。

□多様な意見を吸収する

 そのようにいろいろなひとにお話をしていくと,どのような意見が出てくるのでしょうか。

 親族の中でも反対が出るかもしれません。その場合には,本当に時間をかけて話をして,説得しておくことが大切だと思います。
 しかし,地域の人の中でも必ずしも全面的に賛成とは言い難いという人が出るということが考えられます。その人たちの意見も必ず聞くようにしましょう。実は,相談する人全員が賛成してくれるというのもあまり良いことではありません。中には反対してくれる人がいることで,自分自身を見つめ直すこともできますし,選挙に出ることを改めて見直すことができる良い機会だと考えましょう。

□自分自身を納得させる

 たとえ反対する人がいたとしても,それで立候補を躊躇する必要はありません。しかし,最後に決断しなければならないのはあなたです。あなたの気持ちが揺らいでは,応援してくれる人はどうしていいかわかりません。そんなときは,出来る限り地域で信頼している人でもいいですし,恩師と言われる人でもいいですから,自分の苦しみなり,悩みなりをうち明けられる人に相談をしてみてはいかがでしょうか。
 どの決断をしても,だれも責任はとってくれません。責任をとるのは立候補者自身です。

 そのことを理解した上で,自分自身の中で,割り切りをしていかなければなりません。それは,自分自身を説得していくことになるわけです。そうして自分自身を説得し,納得させることが出来れば,多くの人に聞く耳を持ってもらえる信念となっていくでしょう。

 その期間が別に長くなってもかまわないと思います。自分の中で立候補をする上での揺るぎない信念をつくっていくという過程だと思い,真剣に悩んでみましょう。それは決して立候補をする上でのマイナスではありません。


吉田


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