158号 第1会議室 (2002/04/01)up down
   ● 統一選までのスケジュールを立てよう
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 いよいよ,統一地方選挙まであと1年となりました。もうすでに議員となっている方は4年間の評価を有権者にしてもらわなければなりません。また,これから議員を目指そうという方は,ゼロから有権者の信頼を作り上げていかなければなりません。
 そこで,今回は選挙までの間にどのような準備を,どれくらいの時期にしておいたらいいのかそのスケジュールを立ててみたいと思います。


□1年前から

 比較的時間に余裕のある時期ですから,自分の必要な広報物を精査し,作成にかかる方がよいでしょう。
 例えば,リーフレットであったり,候補者一人のポスターであったりが,それに該当してきます。また,それらのことをするのには必ず写真を撮らなければなりません。その写真を撮ることも必要です。

 広報物を作成するにしてもその元となる写真を撮ってもらわなければなりません。写真なんてなんでもいいと考えてはいけません。やはりある程度お金を払っても,プロの人に写真を撮ってもらう方がよいでしょう。まさか,3分間写真でいいとは誰も思ってないと思いますが。

 その写真ですが,今の季節,この春先から初夏にかけての季節が一番です。天気も安定しますし,なにより日差しが非常に柔らかいので,特に最近の流行である屋外で撮った写真を使用する場合などには今の季節がいいでしょう。

 そして,写真を撮ったのであれば,早速それを使ってリーフレットと1人用のポスターをつくりましょう。
 特に,1人用のポスターは,選挙の告示日の半年前までしか掲示できません。急いで作成をして,貼っていくようにしましょう。
 また,リーフレットはこれから1年間にわたって使用する一番重要な広報物ですので,よく練って枚数も十分検討した上で,作成しましょう。

□半年前から

 半年前になったならば,1人用のポスターは掲示することが出来ません。ですから,はずしていく準備を行いましょう。
 しかし,このポスターも,政党に所属をされている方は,政党ポスター(いわゆる政党が宣伝用につくったもの)を掲示することは可能です。これは,ポスター全体の構図の中で,候補者となる人の顔や名前がある一定割合以下であれば,候補者宣伝ではなくて,政党宣伝用と解釈されることから近年増えています。但し,無所属の方は,その辺りをクリアするのは非常に困難ですので,注意しましょう。

 このころからは,最低月1回でも選挙対策会議のような会議を定例的に開催するよう心がけておきましょう。今,自分が何をして,何に困っているのかと言った情報を逐次選対幹部に伝えるようにすることで,情報の共有化による身内意識を高揚してもらうようにしましょう。高めてもらうようにしましょう。

 更に,週に1回程度の街頭宣伝活動を行うことで,選挙前だけしかしないという批判を受けないようにしましょう。この場合も,あまり早くから毎日するような状況になると,体が持たなくなります。ですので,その辺りのバランスを考えて行いましょう。

 そして,もし政党といった組織を持った人であれば,半年前を目安に推薦してもらうような活動を行いましょう。もちろん,それより早くてもかまいませんが,余程のことでない限り,あまりに早く推薦依頼を出しても,放ったらかしにされてしまうので注意してください。
 これも選挙が近くなってきてから,なかなか選挙区を離れるような時間を取ることが出来ません。また,推薦決定には最低でも1ヶ月程度はかかるので,それから組織の名簿がもらえるようになるわけですから,時間は十分にとっておきましょう。

□3ヶ月前

 このころには,集会を開催し,人を集めて選挙への盛り上げを図っていきましょう。この集会も,単に自分の思いを述べるだけのものではなく,例えば他から応援してもらえるような人を呼んできて,講演会とセットのようなものを開催する方がよいでしょう。

 集会に参加してもらうように,呼びかけていくのと平行して,リーフレットとセットで配る紹介者カードを回収しましょう。この名簿の整理が大変ですので,贅沢を言えば,誰か候補者本人以外で整理できる人を見つける方がいいでしょう。

 そして,このころになれば,選挙期間中に必要な機材が何であるのかをピックアップして,製作できるものはその準備にかかりましょう。それは,選挙ハガキであったり,本番ポスターであったりです。リーフレットや事前のポスターで不評であったところは出来る限り訂正したものにしましょう。

□直前(1ヶ月前)

 選挙直前ですので,選挙期間中の計画を立てなければなりません。これはまた違った機会に書きたいと思いますが,基本的には選挙事務所開きをいつするとか,その告知はどのようにするのかといったことになってきます。

 ここでしなければならないのは,選挙期間中に必要な機材をほぼ製作できているということを確認する作業かと思います。あとは,事務的にこなしていけばよいように準備を整えておくことがこの時期には必要です。

吉田


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