第162号 第1会議室 | (2002/04/29)![]() ![]() |
● 後援会を強化する! ● |
□まず足下を確認することから 今までに、名刺などを交換していた人の中で、まだまだ埋もれている人があるかもしれません。また、活動をしている中でも見過ごしたり、固定概念で無理だろうと思ったりして、十分にアプローチできていない人があるかと思います。今一度、交換した名刺などをチェックして、掘り起こしてみましょう。 その場合に、例えば名刺であるならば、簡単な分類をしてみることです。これは、「何らかの組織に関わる人」「街の有力者」「人の後援会に入っている人」というような簡単なものでもいいと思います。 ここで、「組織に関わる人」となれば、個人にアプローチしてもあまり意味がありません。まずは、所属する団体などから支援をもらえるようにするとしっかりと応援してもらえるようになります。 また、「街の有力者」の場合は逆に一本釣りで引っ張ってくることも可能です。自分の信念や政策などをしっかりと説明して、支援してもらえるようにしましょう。 支援してもらいやすい方法が、こういったように分類することで明確になってくると思います。 □ターゲットを絞る さて、それぞれに分類をしたならば、自分は一番どの層に支援をしてもらいたいのか、また支持が弱いところはどこだろうということを分析しなければなりません。 当然、政治家やその候補者となれば欲張りですから、どうしても全部の層から支持をもらいたいと思いがちですが、まずは優先順位をつけて取り組みましょう。 その場合、先ほど分類した中からどの人から、またどの組織から支援を取り付けると他へ影響力を発揮するか考えましょう。そうすると取り組み先が見えてきます。 自分は、「保守層」に弱いと考えるならば、「街の有力者」の中でもあまり党派色を明確に打ち出していない人で、しかもそれなりの肩書きを持っている人からアプローチすることも一つの手段です。 また、「組織」に弱いとするならば、「組織に関わる人」にアプローチして情報を収集し、どこからどう応援の要請をかければ支援してもらえるのかを知ることで支援の輪を広げることが可能です。 自分の弱いところを分析して、取り組み先を明確にしましょう。 □支持層を広げる さて、アプローチ先が決まって、アプローチ方法が決まって、それぞれの立場を認識したならば、あとは支援してもらえるようにするだけです。まあ、これが一番大変ですが。 例えば,それなりの肩書きを持つ人であれば、後援会の何らかの役職もセットにするといいでしょう。最初から大事にしてますよと示すことが、話をされた人にとってもすんなりと応援していることを説明しやすい状況をつくることになります。 ただし,一度決めると,役員をチェンジすることが難しいということは意識しておきましょう。こちら側からお願いをしてなってもらうことが多いので,他の人が入ってきたからといって、じゃあ代わってくださいとはならないものですし。 また、自分の地盤以外の区域の人であれば,どう攻めればよいでしょうか?。 来年になりますが,統一地方選挙などは、どうしても地域性が中心となる選挙となります。ですから、自分と同じ地域の人には割と支援してもらいやすくなりますが、そうでない地域ではなかなかスムーズにはいかないだろうと思います。 おそらく,表だって看板やポスターを貼ってくれと言うことは難しいかもしれません。しかし、それだけが選挙ではありません。人目につく活動は拒否されることを前提として,最後には投票用紙に名前を書いてもらうことを意識して,支援のお願いをしましょう。 このように,相手の立場を考えて、支持してもらえる環境をうまく作り上げることが、支持層拡大のポイントといえます。 (吉田)
|
発行は毎週月曜,料金は無料です。 配信開始をご希望の方は,こちらのフォームへメールアドレスを入力してください。
![]() |