182号 第1会議室 (2002/09/16)up down
   ● 候補者のイメージを作る
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 近年の選挙では候補者のイメージをどのように創り上げるのか、浸透させるのかが重要な課題となっています。それは特に、TVや新聞などのメディアを効果的に利用する候補者ほど有権者に好感をもたれやすく、ひいては当選することができることがひとつの原因であるといえます。


□候補者のイメージとは

 イメージとはそもそも本人が今までの生活の中で創り上げてきたもの、例えば「堅い」とか「明るい」といったものが有権者には固定概念として残っています。
 それをある意味で打ち破って、まったく違ったイメージでより効果的に印象付ける戦略もありますし、今までの路線を継続させることで、有権者に余計な混乱を与えないという戦略もあります。


 例えば、ポスターでネクタイを締めるのと締めていない場合を比べると、締めていないほうが若々しく、親しみやすいといったイメージがあります。しかし反面、若い人がノーネクタイだと真面目さが欠けるように見られたり、頼りないといった印象を与えることにもなります。
 更に、最近でこそスーツを着るときにカラーシャツを着る人が増えてきました。そこに白いシャツを着て清潔感を表すことも戦略の一つですし、逆に今まで白いシャツしか着ていなかった人にカラーシャツを着させることでイメージチェンジを図ることもできます。 このように着る服を変えて、イメージをチェンジする方法はかなり一般的かもしれません。


 他にも話すときに必ず入れるフレーズを作り、それを繰り返し話すことでほかの候補者との差別化をはかり、「何々といったら、この人」というイメージを植えつける戦略もあります。
 イメージは一朝一夕で有権者に受け入れられることではありません。繰り返し繰り返しで、最終的には選挙戦で花開くように戦術を練ることが必要です。


□周りからイメージを創り上げる

 イメージについては、特に候補者と候補者を支える人間が、綿密に話し合う必要があります。というは、候補者の本質と食い違うイメージを創り上げると、候補者自身がそのストレスによって耐えられなくなることもあるからです。

 では、どのように話し合うべきなのか。

 例えば、

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で、共通の選挙に対するイメージを創り上げることができます。

 そもそも、多くの人は選挙に今までから関わってきたわけではありません。ですから、選挙戦がどのようなものかまったくイメージできないわけですから、そのことをせめて候補者の身内になるようなところが共通の認識を持っていることが必要です。
 その時に、もちろん候補者からも集まってもらったメンバーに対して注文を付けることも必要です。

 そうして、選挙に対して一定のイメージを共通認識としたならば、それをもとに候補者はそのイメージに対して現状は合っているのか、それとも変えていかなければならないのかを検討します。その結果に、候補者は最大限努力することが重要です。


□選挙戦に連動させる

 では、先ほど練り上げたイメージをどのように選挙戦に連動させるのか。

 イメージは繰り返しだと書きました。それは
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で、有権者にイメージを植えつけることになります。

 準備期間には、おおっぴらに候補者の名前を繰り返すことは、売名行為として事前活動と取られかねません。しかし、キャッチフレーズやイメージキャラ、ロゴなどはうまく作ることができれば、選挙戦にもなだれ込みで使うことができます。そういったことを念頭に候補者のイメージを作ってください。

 来年の統一選挙で使うには、まだまだ今からでも間に合います。


吉田


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