195号 第1会議室 (2002/12/16)up down
   ● 選挙対策会議を開催する!part2
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 バーチャル選挙対策本部の191号では,統一自治体選挙間近の今,選対会議をいかに開催するかを取り上げました。

 今回は,実際にある一人の候補者陣営の選対会議に出席し,その様子をレポートしたいと思います。


○選対会議レポート

 来春の統一自治体選挙で,都道府県議会議員に挑戦するある新人候補。年齢は37歳。選挙区の地元出身で,これまで税理士として仕事をしてこられた方です。

 さて,選対会議は午後7時30分から。場所は,近くの公民館の会議室を借りて開催。

 候補者を含めて出席者は22名。
 出席者の内訳は,所属政党から3名(同じ政党の市議会議員と地元選出の衆議院議員)。
 同級生が4名。地元地域から7名。支援団体から4名。
 候補者の親戚が2名。これに候補者と候補者の奥さんという顔ぶれ。

 会議は定刻過ぎ,すべての参加者が集合した時点で始まる。会議は,レジメにそって進められる。

 まず,最初に主催者代表という形で,衆議院議員があいさつ。
 そして,候補者本人からお礼のあいさつ。
 続いて,全員が自己紹介。

 この日の会議の議題は,以下の通りでした。

 1.選挙区情勢
 2.選対体制の確認
 3.選挙に向けての基本戦略
 4.基本戦略に基づく取組内容
 5.今後のスケジュール
 6.役割分担

1.選挙区情勢
 地元市会議員のお一人が代表して,現在の選挙区の情勢を報告。
 この選挙区では定数が2のところ,現在3名の立候補予定者がいること,他陣営の動き,過去の選挙区データの分析,得票目標や当選ライン等を報告。

2.選対体制の確認
 ここでは,先ほどの衆議院議員が選対本部長,地元市議のお一人が選対事務局長となることを確認。
 その他,選対体制の組織図の案が提案され議論される。

3.選挙に向けての基本戦略
 先ほど,提案された得票目標に基づいて,得票目標の内訳が議論される。
 同級生が何票。支持団体のAが何票。Bが何票。
 市会議員の○さんが何票。×さんが何票。
 地元地域の甲地域で何票。乙地域で何票。親戚で何票。
 といった,得票目標が細かく提示される。

4.基本戦略に基づく取組内容
 ここでは,3で議論された得票目標達成のために,具体的に何をするかを議論。
 ・決起集会の日時や場所
 ・名簿拡大に向けての取組
 ・各地域でミニ集会を開催すること
 ・各市議会議員,国会議員が集会を開催すること
 ・年明けに全戸ビラ配布をすること
以上のことが決定されました。

 この議題の時点で,時間は午後9時半をまわっていました。
 そこで,

5.今後のスケジュール
6.役割分担

 以上の2つの議題については,事務局長と地域代表2名と同級生代表1名,支援団体1名からなる事務局会議を設置して,そこで更に詳細を議論した上で,次回の選対会議に提案することが確認されました。

 そして,事務局会議の日程,次回選対会議の日程を調整。
 年内にもう一度選対会議を開くということです。
 これで会議終了。時刻は午後10時。
 大変,濃い中身の議論がなされていたのではないでしょうか。

 前回にも指摘したように,選挙は一人では戦えません。
 多くの支援者によって支えられます。そして,その多くの支援者を連携させ上手に選挙に持っていく。
 これも,候補者の大事な仕事ではないかと痛感いたしました。

松井


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